ディレクター・AD
一つの情報だけを信じず
自分で確かめる
びわ湖放送株式会社
西田 空さん
| 出身学校 | 立命館大学 |
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10年以上越しの伏線回収
びわ湖放送は子どもの頃から身近な存在でした。小学生のときから夕方の番組をよく見ていましたし、幼稚園や保育園を回ってダンスをする番組のロケが妹の通っていた幼稚園に来たこともあります。
小学生のときに職場見学でびわ湖放送に行きました。学年でスタジオを見学し、カメラも触らせてもらいました。そのときの写真は今も卒業アルバムに残っています。
当時は、まさか自分が同じ場所で働くことになるなんて思ってもいませんでした。小学校の中学年か高学年くらいの頃の話で、10年以上越しの伏線回収みたいな気がして、自分でも不思議な感じがします。
高校生のときにはテレビに映る側も経験しました。私は箏をしていて、文化部の全国大会である総合文化祭の滋賀県大会で開会式の挨拶を担当しました。その様子が夕方のびわ湖放送のニュースで流れて、知り合いの方から「あれ見たよ」と声をかけてもらいました。
高校1年生のときにお世話になった先生もニュースを見てくださっていたそうで、「立派に挨拶できていたよ」と話していたと聞きました。それがすごくうれしかったです。
テレビの番組がきっかけで「あれ見たよ」「映っていたね」と身近な人との会話が生まれる。それっていいなと思うんです。そんな経験がいくつもあったので、びわ湖放送に親しみを感じていました。
生活圏じゃない場所に行けるのがすごく楽しい
大学を卒業して、新卒でびわ湖放送に入社しました。今は制作部でADとディレクターの両方を担当しています。
この仕事の面白さの一つは、自分の生活圏ではない場所へ行けることです。私は近江八幡市に住んでいるので、普段の生活で湖西のほうへ行く機会はあまりありません。でも仕事なら、これまで訪れることの少なかった地域にも取材で足を運べます。滋賀県内なのに知らなかった場所や人に出会えるのが、すごく楽しいです。
高校野球の取材で球場へ行ったり、琵琶湖大花火大会の生中継にADとして参加したりすることもあります。客席から見るのとは全然違って、たくさんのカメラやスタッフが動く現場に入ってイベントを間近で体感できる。それもこの仕事の魅力だと思います。
大きく違うのは責任
ADとディレクターは重なっている仕事も多いのですが、大きく違うのは責任だと思います。
ディレクターはまず番組の構成や台本を考えます。「ここで何をするのか」「出演者に何を話してもらうのか」といった番組全体の流れを組み立てる仕事です。収録の現場では、出演者の方に話し方を伝えたり、カメラマンに撮ってほしい場面をお願いしたりもします。
私は地域情報番組『金曜オモロしが』で、県内の高校の部活動を紹介するコーナーのディレクターを担当していて、ほかに水曜日に収録する「手話タイム・プラスワン」などにも関わっています。
制作部では一人が一つの番組だけを担当するわけではなく、複数の番組を同時に進めています。締め切りが重なると大変になることもありますが、それぞれの仕事を整理しながら一つずつ取り組んでいます。
自分にできることを増やしていきたい
私はまだ入社2年目なので、周りにはベテランや先輩がたくさんいます。そんな中でディレクターとして指示を出すのは、やっぱり緊張します。
迷って「どうしよう」となったときは、周りの方に相談するようにしています。そうすると、それぞれの立場や視点からアドバイスをもらえます。その意見を少しずつ吸収しながら、自分にできることを増やしていきたいと思っています。
制作部は収録やロケの予定に合わせて働く時間を調整できます。長時間のロケがあった次の日は少し早く帰ったり、午前中に用事を済ませてから出社したりすることもあります。現場で動くことが多いので、服装は動きやすさを大切にしています。
仕事以外で始めたFPの勉強
仕事以外では、今、FP(ファイナンシャル・プランナー)3級の勉強をしています。
入社したばかりの頃は、仕事から帰ったら疲れて寝るだけで、勉強する余裕なんてありませんでした。仕事に少し慣れてくると、今度は帰ってから寝るまでの時間をだらだら過ごすようになってしまっていました。それなら何か始めようと思って、夜に30分から1時間ほどテキストを読んだり問題を解いたりしています。分からないところは動画を見て確認します。仕事に直接必要な資格ではありませんが、お金の知識は生きていくうえで学んで損はないと思っています。
一つの情報だけを信じず、別の角度からも調べる
情報を見るときに大切にしているのは、一つの情報をそのまま信じないことです。SNSに流れてくるニュースを見て「これは本当なのかな」と思うことがあります。どこまで信用してよいか分からないときは、いったん自分で別の角度からも調べるようにしています。
中高生のみなさんにも、気になる情報を見つけたときはそのまま受け取るのではなく、別の情報も確認して自分で確かめてほしいです。
Q.子どものころの夢は?
A.図書館司書か古本屋さんになることです。
とにかく本が大好きな子どもでした!
Q.休日の過ごし方は?
A.読書とアニメ、YouTubeです。
時間があるときは、図書館に行ったり本を買ったりして読んでいます。
Q.好きな教科・科目は?
A.社会科です!特に政治経済が好きでした。
| 住所 | 本社:滋賀県大津市鶴の里16-1 |
|---|---|
| 設立 | 1971年 |
| URL | https://www.bbc-tv.co.jp/ |
地域に根ざしたニュースや魅力あふれる情報番組を届けています。テレビ放送に加え、県民動画ポータルサイト「webアミンチュ」の運営や地域イベントの主催・後援など、多角的な取り組みを通じて滋賀の魅力を幅広く発信しています。






